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2023.04.14

健康のおはなし

つらい花粉症

□花粉症って??

花粉症とはスギやヒノキなどの植物の花粉が原因となって、くしゃみ・鼻水などのアレルギー症状を起こすアレルギー疾患のひとつです
北海道では寒冷な気候でもよく育つシラカバやハンノキなどの樹木が多く分布しており、これらの花粉をアレルゲンとしている人も多いです。また、北海道では米の生産が盛んなことからイネ花粉が原因の花粉症を発症する人も少なくありません。

 

 

□花粉症の症状
花粉症のくしゃみは回数が多く、連続して起こるのが特徴です。風邪の場合長くても1週間ほどで治りますが、花粉症の場合花粉が飛んでいる間は症状が起こります。
風邪の時の粘り気のある鼻水とは違い水のようなサラサラした鼻水、繰り返すくしゃみ、鼻づまりが主な症状です
鼻症状は呼吸がしづらくなるため、集中力の低下やよく眠れないなど、勉強や仕事、家事に大きな影響を及ぼします

 

 

□花粉症のメカニズム
私たちの体は花粉という異物(アレルゲン)が侵入すると、まずはそれを受け入れるかどうか判断します。
排除すると判断した場合、身体は「IgE抗体」と呼ばれるアレルゲンに対抗する抗体を作ります。身体はIgE抗体ができた後、再び花粉が体内に入ると鼻や目の粘膜にある肥満細胞の表面にある抗体と結合し、ヒスタミンなどの化学物質が分泌され花粉をできる限り体外に放り出そうとします。
その為、花粉を吹き飛ばすためのくしゃみや花粉
を洗い流すための鼻水・涙、体内に花粉を入れな
いように防御する鼻づまりなどの症状が出てきます。

 

 

□自分たちでできる花粉症対策
一番大切なことはできる限り花粉との接触を避けることです。
・体内に入る花粉を減らせるよう外出時にはマスクや帽子を着用し目や鼻、皮膚に花粉 が付着しないようにする。
・ウール素材のコートや羽毛素材のものマフラーなどは花粉が付着しやすいためできるだけ避ける
・帰宅時には玄関前で衣服や髪を払い花粉を室内に持ち込まない
・風邪をひくと鼻の粘膜が荒れ、花粉が粘膜に付着しやすくなるため風邪をひかないように気を付けて過ごす

 

 

□食事による花粉症対策
生活や食事の乱れにより栄養が偏ると自律神経のバランスが崩れ免疫機能が低下し、花粉症の症状がひどくなることがあります

 

・乳酸菌
ヨーグルトなど乳酸菌を多く含む食べ物は腸内環境を整え、免疫力を高める効果が期待できます。花粉症の症状改善や予防につながるとされています。
毎日の食事に発酵食品である納豆や味噌、ヨーグルトなどを取り入れることがおすす
めです。

 

・食物繊維が豊富な食材
きのこ類、ゴボウ、海藻など食物繊維が豊富な食材も、腸内環境を整える働きがあります。食物繊維が豊富なレンコンには、アレルギーを抑制するといわれているポリフェノールの一種タンニンも含まれているので、意識して摂るのもいいでしょう。

 ・青魚
青魚に含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)・EPA(エイコサペンタエン酸)がアレルギー症状を引き起こす物質の働き抑える働きがあります。サバやイワシ、サンマなどの青魚を摂るようにしてみましょう。

 

・チョコレート
チョコレートに含まれるカカオポリフェノールが免疫機能に働きかけアレルギー症状を抑える働きがあると言われています。