ストレスマネジメント
▢ ストレスとは
心や体に負担がかかっている状態のことです。
ストレスの原因には、「良いこと」も「悪いこと」もあります。
それにどう反応するかによって、心や体に負担となる「マイナスのストレス」になるのです。
同じ環境、同じ刺激でもプラスに反応する人とマイナスに反応する人がて、思考パターン(その人の性格・思い癖)が影響します。
・自動思考
自分の意思とは関係なく自動的に湧き上がる思考です。
出来事に対して反射的・瞬間的に頭に浮かぶ考えやイメージ。
思い込みや認知の違いなどが含まれ、気持ちや行動に影響を与えます
・錯誤行為
本人の意図とは異なる行動が無意識に現れることです。
無意識の中に抑圧されている本音や願望が、言い間違いや物忘れ、うっかり行動などとして表に出る現象です。
自分でも気づいていない心の中の感情や思い(不満・不安・迷い)が行動に出てしまっている場合が「錯誤行為」に相当します。
例えば
・大きな声 → 怒っている
・真剣な表情 → 不機嫌
・怒っていないのに、きつい口調で返してしまった → 内側にたまった不満が、無意識に出た可能性
▢ストレスを受けやすい人ってどんな人??
1. つい「価値判断」で物事を見てしまう
何か起こったときに、「良いか悪いか」「正しいか間違っているか」で物事を判断してしまう人は、無意識のうちに自分にも他人にも厳しくなりがちです。価値で自分を評価し続けることは、知らず知らずのうちに心の疲労をためていく場合があります。
2. 拒絶されることに過敏
「嫌われたらどうしよう」「あんな態度をされたののは好かれていないからかも」
思考になりやすい方は、日常の些細な出来事でも“拒絶された”と感じてしまいやすい傾向があります。これは、自尊心や自己肯定感が傷つきやすく、ストレスを強く感じる要因になります。
3.「見返り」を求めすぎてしまう
「こんなに頑張っているのだから、認められたい」
人のために尽くすのは素晴らしいことですが、その裏に“見返り”の期待が強すぎると、裏切られたときに強いストレスになります。
▢ ストレスの対処
・ポジティブ思考
否定的な思考(悪口・不満・怒り)は言っている自分も聞いている周りの人の健康にも影響します
自分を認めて大切にし、今の自分を受け入れることが大切です。
・嫌な言い方をされた
言った人の背景を考える(この人も過去に誰かにこういう言い方をされたのかな?)→「この人はこういう言い方をするのか」と受け入れることが出来る
・食事
気分を安定させたり、睡眠や自律神経を整える働きがある幸せホルモン(セロトニン)を活性化するトリプトファンを含む食材を積極的に摂りましょう。
・大豆製品 納豆、豆腐、味噌、きなこ、豆乳
・乳製品 牛乳、ヨーグルト、チーズ
・ナッツ類 ごま、アーモンド、くるみ
・その他 バナナ、そば、アボカド
ビタミンB6や炭水化物と一緒に摂ると、トリプトファンからのセロトニン合成がスムーズになります