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2023.06.07

健康のおはなし

腸活してみませんか?

腸内には無数の細菌が常在しており花畑のようになっている様子から「腸内フローラ」と呼ばれています。

腸内細菌(腸内フローラ)は善玉菌・悪玉菌・日和見菌に大別でき、善玉菌は糖類を選り分け、身体に有用な物質をつくる発酵を行います。また、腸内を酸性に保つことで病原菌の繁殖を抑制します。

一方、悪玉菌はタンパク質やアミノ酸などを分解し腐敗させます。

日和見菌は、腸内細菌のバランスによって善玉菌・悪玉菌のどちらにも働く可能性があります。その為にも、善玉菌が優勢になるような環境を整えていきましょう。

 

■免疫

腸管には免疫細胞が集中しており、体全体の免疫機能の7~8割を担っています。腸内細菌は、免疫細胞の活動やバランスを保つ重要なサポート役で、免疫力を高める物質を活性化することもあれば、花粉症やアレルギー反応など過剰になった免疫力を抑える物質を活性化することもあります。腸内環境を整えれば、免疫力がアップし風邪やインフルエンザ・ノロウイルスなどにかかりにくくなります。

 

■肌

肌トラブルの原因の一つに腸の状態も関係しています。腸内細菌の中には、皮膚や粘膜に作用するビタミンBBなどを作ってくれる菌も存在しており、腸内細菌のバランスが崩れるとその働きも低下してしまいます。

お肌のトラブルや美容には外側からのケアだけではなく、内側からのケアも意識しましょう。特に便秘は大敵です。乳酸菌やビフィズス菌、ラクトフェリンなど整腸作用のある医薬品やサプリメントなど使って腸の調子を整えましょう。

 

■食事

乳酸菌には動物性と植物性の2種類があります。動物性乳酸菌(チーズやヨーグルトなど)は胃酸に弱いですが、植物性乳酸菌は胃酸に強くそのままの状態で腸に届くことが出来ます

植物性乳酸菌は含む食材とは味噌や醤油、納豆などの大豆発酵食品です。ぬか漬けや麹も植物性乳酸菌が豊富です。味噌汁、納豆、漬物、魚、海藻、きのこ類等はすべて腸内細菌の大好物です。

また、りんごやバナナなどの食物繊維も腸を整えるのに良いです。野菜など食べる時も温野菜にすると胃腸への負担も減り、冷えの改善に繋がって腸も元気になります。ただし、食物繊維の摂りすぎには注意してください。食物繊維は悪玉菌の活動を抑えたり、コレステロールや中性脂肪を体外に排出しますが、摂りすぎると人によっては胃もたれや、胸やけなどの症状を引き起こすこともありますので注意しましょう。

 

■腸を元気にする運動

①横になって状態で、上は30~45度、片足ずつ上げます。左右30秒間ずつ3セットです。慣れてきたら両足を一緒に上げて、同じ30秒間3セットしましょう。

②立ったまま、片足をまっすぐに前へ30~45度の角度で上げます。10秒くらいから始めて、次第に時間を延ばし、30秒まで頑張りましょう。左右3セットが理想です。倒れそうになった時に掴めるように、机などの支えのある所ですると良いでしょう。